はじめに
今回は小ネタ的に、Azure VM の VM セレクターを紹介。
これは、Azure VM のサイズ選択を手伝ってくれる Web ツールです。
目次
Azure VM セレクター
Azure VM のスペックを選択するのがサイズですが、最近は新しいものもたくさん出てきて、どれがいいのか悩むことは多々あります。
そんなとき、必要な情報を入れていくことでお勧めサイズを教えてくれるのが VM セレクターです。
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使ってみる
最初の選択
最初に、以下のどれから始めるかを選択し、"ここから開始" をクリックします。
ちなみにこれ、どれを選んでも最終的に入力が必要なものは同じなので、最初の問いが違うだけです。
- ワークロードの種類で VM を検索する
- OS とソフトウェアで VM を検索する
- デプロイ リージョンで VM を検索する
OS とソフトウェア
今回は "OS とソフトウェアで VM を検索する" を選択してみました。
OS とソフトウェアを選ぶ画面になるので、Windows で SQL Server Enterprise を動かす体で選択。
右のほうに、現在選択した値とその結果何台が当てはまるかが表示されています。
ワークロードの種類
続いて、VM 上で稼働させるワークロードの種類を選択します。
"+" をクリックすれば例が表示されるので、それを参考に選びます。
ここでは大規模なリレーショナル DB 想定で、"メモリ集中型" にしてみます。 (この選択が実質シリーズの選択なので、ここで何を選ぶかで大体何が出てくるか決まると思います)
VM の技術仕様 (要求スペック)
続いては、VM に必要な CPU とメモリの幅を選択します。
また、追加の機能を展開すると、CPU ブランドや GPU の要否、必要なデータ ディスクの本数などを指定する枠があります。
こんな感じでざっくりと指定。
ディスク ストレージ (SKU)
次は、必要なディスクのスペック (SKU) を指定します。
今回は DB 想定なので Premium にします。
これで s のついたシリーズしか表示されないはず。
ディスク ストレージ (SKU とサイズ)
次もディスク ストレージで、今度はデータディスクの種類とサイズを指定します。
ちょっとわかり辛いのですが、左から Ultra ディスクの枠、Premium SSD の枠、Standard SSD の枠、Standard HDD の枠になってます。
なので、Premium SSD * 3 本付けても左から 2 番目の枠内にまとめられています。
(偶然にもデータ ディスクを 4 と指定していたので 4 枠あるのかと思いましたがそうではない)
図では、Premium SSD * 3、Standard HDD * 1 の計 4 本を選択しています。
リージョン
最後に、リージョンを選択して入力は完了です!
結果画面
結果はこんな感じで、推奨されたサイズは "E16s v5" でした。
指定した CPU とメモリは当然クリアしてます。
下の方には、似たようなスペックのサイズも表示してくれるようです。
デフォルトで "Azure ハイブリッド特典の価格を表示" が有効なことには注意
"詳細の表示" をクリックすると、サイズの詳細や予約の価格を教えてくれます。
"選択されたデータ ディスク" 画面はこんな感じ。
終わりに
VM のサイズが増え、どう選んだらいいのか、どこから考えればいいのか、みたいに迷うことは増えたと思うので、 どの辺りがいいのか目星をつけることができるのはよいところだと思います。
Web で使えて、お金がかかるものでもないので、気軽に使っていきましょう。